小説 いつだってオレはちょろい。中年男が書店で謎めいた女に惹かれた話 その女は異様だった。上から下まで黒づくめで、身体は細く、やたらと脚が長い。病的なまでに白い肌、唇には紫がかった暗い色のルージュをさし、大きなサングラスを着けている。顎のラインは極めてシャープだ。モデル…なのか?何者だ?「ねえ、店員さん。ちょ... 2024.06.22 小説