「あなたが容疑者です」遠くの警察署から電話…それ、詐欺ですよ!

コラム

岡山県警から電話が…?

とある休日。先頭に「+」がついた妙な電話番号から電話がかかってきました。

「岡山県警の者ですが、●●(フルネーム)さんですね」

「ハイ…」と答えつつ、「あ、これは…」とピンときました。電話口の男が続けます。

「あなたがある事件に関わっていることがわかりまして、岡山県警に出頭いただけますか」

私は声を張って答えました。

「ハイ、岡山県警のどなたですか?」

「あ、イヤ、私が岡山県警というわけではなく…」

おいおい、県警じゃないって自分で言っちゃったよ(笑)。電話の声も勢いがなくなったような。

「どんな事件ですか!?」

「プツッ、ツー、ツー、ツー…」

切りやがった…。とはいえ、心臓はバクバク、ノドはカラカラ。犯罪のターゲットにされているのは、やっぱり怖いな。

かつて同じ内容の電話があり、詐欺だと知っていた

実は私、以前にも岡山県警を騙(かた)る男から同じような電話を受けたことがありまして。そのとき、相手は「あなたが犯罪の容疑者となっています。いまから岡山県警に来てください」と言ってきました。

私は、ん? と思いました。このコンプラに厳しい世の中で、あまりに乱暴すぎやしないか? 怪しいぞ、と。なので、はっきりと答えました。

「行きたくないですね」

「えっ…と、出頭命令ですよ」

電話口の男から、明らかにうろたえた様子が伝わってきます。

「ハイ、行きたくないです。どんな事件なんですか?」

「行きたくないって…このあと出頭命令書が行きますからね!」

逆ギレ気味に電話が切れました。もちろん、その後、出頭命令書なんて来やしません。ネットで調べてみると、やはり詐欺のようでした。

遠方への出頭を要請し、SNSへ誘導する

詐欺の流れとしては、電話からLINEなどのビデオ通話に誘導。ニセの警察手帳や逮捕状を見せて「協力しないと逮捕する」と脅し、「あなたの口座が犯罪に利用されている」などと語る。その後はSNSのやり取りを通じて指定した口座に現金を振り込ませる…というのが手口だそうです。

ポイントは、すぐには行けない遠方の警察に来るように求めること。「遠いからムリ」と断ると、仕方がないですね…と、SNSでの取り調べに移行する流れです。

この手口の例はかなりネットに上がっていますし、実際に100万円以上をだまし取られた被害者が複数います。おそらくは集団で、オフィスワークのごとく、日常的にやっているのでしょう。恐ろしや…。

今回、私に被害はありませんでしたが、そもそも電話番号とフルネームが知られている(おそらく住所も)というのが怖いです。もう、完全に情報が流出していますね。ショートメールには、定期的に詐欺メールが入ってくるしなぁ~。

先頭に「+」のついた電話番号には要注意

ちなみに、冒頭で述べた先頭に「+」がついた電話番号は、海外からの電話であることを示しています。警視庁によると、特殊詐欺に利用された番号のうち、約54%が国際電話番号とのこと(2024年6月時点)。

いま電話の着信履歴を見てみましたが、「+」が付いた不在着信がちらほらありますね。うっかり電話を折り返すと高額な請求をされることもあるそうです。うーむ、油断も隙もありゃしない。

以前はそこまで犯罪を身近に感じたことはなかったですが、怖い世の中になったものです。お互い、気を引き締めていきましょうね。

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