武士デスゲームNetflix「イクサガミ」成否のカギは「芸能界最強の男」にアリ! 公開前みどころ予想【ネタバレなし】

映画

【ネタバレなし】Netflix(ネットフリックス)シリーズ「イクサガミ」が2025年11月に配信されるようですね。こちらは直木賞作家・今村翔吾氏による文庫書き下ろしの長編小説「イクサガミ」(講談社)を映像化する作品です。この原作小説が、とんでもなく面白い。なんだろう、あの疾走感…一度読み始めると、もう手放せません。ああ、読む前の自分に戻って、またあの興奮を味わいたい! というわけで、映像化のほうも楽しみでしかたがありません。

↑こちらが原作。表紙イラストは「東京喰種トーキョーグール」で有名な漫画家・石田スイさんが担当。原作小説は「」「」「」の三巻が発売されていますが、まだ未完です。もともと三巻で完結の予定でしたが話が収まらなかったようで、2025年内に刊行予定の第四巻「神」が最終巻となります

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内容は「武士×バトルロイヤル×デスゲーム」

果たして、その内容は…? Netflixシリーズのイントロダクションを見てみましょう。

時は明治11年、深夜の京都・天龍寺。

 莫大な賞金を得る機会を与えられた腕に覚えのある志士たち292名がこの地に群がった。告げられたのは、各自に配られた木札を奪い合い、東京に辿り着いたものに賞金が与えられる〈こどく〉という名のゲームのルール。主人公・嵯峨愁二郎(岡田准一)は、妻と子を病から救うため命がけの遊戯ゲームへの参加を決意するのだったー。

上記からわかる通り、その内容は「武士×バトルロイヤル(※)×デスゲーム」です。莫大な賞金をエサに武芸者たちが集められ、それぞれに配られた木札を奪いあうよう、強制されるストーリー。「イカゲーム」などと同様、巨大な力を持つゲーム主催者がいて参加者を四六時中監視しており、逃亡も投降も許しません。

※バトルロイヤル…複数の人が一度に戦い、最後に生き残ったプレイヤー(チーム)が勝つゲームや試合形式

もうひとつ興味深いポイントは、参加者たちは1か所に留まるのではなく、京都から東京まで、東海道を移動しながら戦うこと。特定の宿場町にチェックポイントが設定されていて、一定数の木札を持っていないと主催者が通さない仕組みです。

なので、ロードムービー(旅物語)の要素があるのも楽しみなところ。そもそも当時は一部しか鉄道がありませんから、徒歩を前提とした宿場町は江戸時代と変わらず機能しています。デスゲームの過酷な設定ではありますが、移り変わる景色や昔ながらの旅の雰囲気も楽しめればいいな、と思います。

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イクサガミ(1) イクサガミ(2) イクサガミ(3) イクサガミ(4)

岡田准一がバトルをどう料理するか。成否はこれに尽きる

さて、映像化にあたってのサプライズといえば、主演を務める岡田准一氏が、プロデューサーとアクション・プランナーを兼務すること。岡田氏といえば格闘技に精通し、「芸能界最強」の呼び声が高い方。

2024年のインタビューでは「(格闘技で)得意な順番にならべるとカリシラット、修斗、ジークンドー(※)、剣術、ブラジリアン柔術になります」とのこと。2023年には、それほど得意ではないブラジリアン柔術の世界大会に出ているわけで、彼がいかに格闘技に習熟しているかがわかります。映画「ザ・ファブル」で殺し屋を演じた際も、彼のアクションシーンには驚きの声が上がっていました。

※カリ・シラットは素手や棒、ナイフ、紐などの武器を用いたフィリピンの近接戦闘術で、アメリカ軍やFBIが採用しています。修斗は日本の総合格闘技で、ジークンドーはブルース・リーが開発した素手の武術

岡田氏が演じる嵯峨愁二郎にフォーカスした本作のファーストルック。いまから何が始まるのか…参加者の緊張感や熱気が伝わってきますね

そんな岡田氏が、本作の花形であるバトルシーンをどう料理するのか…。本作の成否はもう、そこ1点にかかっているといっても過言ではありません。武芸者たちが極限まで鍛えた技を駆使して、命を賭けて戦うわけです。デスゲーム特有の狂気も相まって、とてつもなく激しいシーンになるでしょう。

特に主人公の武芸の流派は原作だとちょっと特殊でして、どのように描くかが評価の分かれ道になりそう。リアルに描けたらいいのですが、失敗したらたまらなくチープになりそうです。果たしてどうなるか…。

ちなみに、本作の監督は藤井道人(みちひと)さん。社会派サスペンス「新聞記者」、ラブストーリーの名作「余命10年」などのヒット作を生み出しています。Netflixではアニメの「攻殻機動隊 SAC_2045」とヒューマンドラマ「パレード」を手掛けていますね。人物描写には定評のある監督さんですから、多彩なキャラをどのように表現するのか、実に楽しみです。人間ドラマは藤井監督、アクションは岡田さんと、それぞれが自分の仕事に集中していいものを作ってほしいですね。

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新聞記者

余命10年 

出演者で注目したいのは二宮和也と伊藤英明

続いて主人公以外の配役を見ていきましょう。以下のビジュアルを一見してわかりますが…豪華ですね。

演技に定評のある清原果耶さん(衣笠彩八 役)、染谷将太さん(カムイコチャ 役)、早乙女太一さん(化野四蔵 役)らが要所に配置されています。ネトフリ常連の「でっくん」こと東出昌大さん(柘植響陣 役)、一ノ瀬ワタルさん(立花雷蔵 役)もいて、ピエール瀧さんは…いないか。さすがにもうええでしょう(笑)

そして、準主役のめちゃ大事な役どころ・香月双葉(かつき・ふたば)を演じるのは、藤﨑ゆみあさん。現在16才とのことで、原作の双葉(12、3歳)より少し年上ですね。まあ、清純派女優の登竜門・全国高等学校サッカー選手権大会の応援マネージャー(19代目)になっているので、フレッシュ感や透明感は文句ないはず。テレビドラマの出演はまだ1本とのことで俳優としては大抜擢になりますが、双葉らしい純粋さと強さを自分なりに表現してほしいですね(偉そう)。

原作を読んだ立場からすると、おお、その俳優をそこに置くか! という驚きもありました。なかでも安藤神兵衛を演じる山田孝之さんは、「監督と主演からの出演依頼で脚本を開くと”正しい山田孝之の使い方”を理解されていて、嬉しくなりオファーを受けてしまいました」とのこと。私も山田さんのシーンは心底楽しみにしています。

個人的に注目したいキャラは、デスゲーム主催者のアイコンとなる槐(えんじゅ/演・二宮和也)と、主人公を執拗に狙う貫地谷無骨(かんじやむこつ/演・伊藤英明)です。それぞれ、槐は物語序盤、無骨は中盤の印象を決定づける存在なので、その説得力に応じて作品全体の印象も変わるはず。特に無骨は狂気に満ちた「イっちゃってる」キャラ。作品の雑味となるか、柱となるか…伊藤さんの演技に大いに期待したいところ。

また、本作の裏テーマとして、「武士の時代の終焉」があります。新たな時代には無用の長物となった武士や武芸者たち。そのやり場のない悲しみ、はかなさ なんかも演技で示してほしいなぁ。その意味で、玉木宏さん(菊臣右京 役)の役どころは注目ですね。このほか、配役が公開されていない重要キャラもおりまして、原作を読んだ者としてかなり気になります。また、原作には何人か海外の武芸者もいましたが、Netflixシリーズではどうなるのか…?

Netflixによる「徹底的な作り込み」に期待したい!

さて、このNetflix版「イクサガミ」。ただでさえバトルロイヤル形式で登場人物が多いうえ、京都~東京間を移動しながら戦うとあって、その規模はかつてないものになるはず。おそらく、豊富な資金力を持つNetflixでしか実現しえないスケールでしょう。もうこうなったら、カネにモノをいわせて徹底的に作り込んでほしいですね。作品には否応なく日本の歴史や文化、精神性も込められるわけですから、全世界に「どうよ、日本って?」と改めて問ういい機会になるはず。その反応も含めて、いまから本当にワクワクしています。みなさんもぜひ、一緒に楽しんでいきましょう!

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