うぅ…頭いてえ。フラフラしてダルい。腹が減ってるわけではないが、なにか食いたいな…そう、味の濃い~やつ。二日酔いのときって、強烈に身体が旨味とか塩味を求めるんだよね。旨味といえば家系ラーメンか…? だが、アブラがちょっと重い。うどんかそばか? パンチがないんだよな…。
そんなとき、ピンときた。そうだ、カレーがあるじゃないか…! でも二日酔いなら、汁ものもほしい。たとえばみそ汁とか。いやいや(笑)、そんな組み合わせあるわけ…あった! あそこなら、なぜかカレーにもみそ汁がついている!
そう、なぜかカレーにもみそ汁が付く店、それが牛丼チェーンの「松屋」だ。券売機で「松屋ビーフカレー」の「並盛」(580円 ※大盛は640円)をチョイス。直後、画面には「ご一緒にいかがですか?」と魅惑のサイドメニューが表示される。くっ、なんと商売上手な! でも、こういう営業はキライじゃない。半熟卵もいいし、ポテサラもいい…。くぅ、迷わせやがる…。今回は、半熟卵(80円)を選択。
カレーが到着。カレーソースに照りがあって、いいビジュアル。いただきます!
ひと口で二日酔いにはコレだと確信した。なぜかって、味付けが濃い! 普通だと「しょっぺ~」となるかもしれないが、いまなら最高。たっぷりの油脂、煮込まれ原形をなくした牛バラ肉のコクもガツンと来る! この旨味と塩味たっぷりのカレーソースが、硬めに炊かれたごはんによく絡むんだよなぁ。フルーツ由来なのであろう、自然な甘みととろみもいい。そして、あと引く辛さ。胃袋を刺激し、じわじわと汗をかく。発汗によるデトックス効果も期待できそうだ。
そうそう、松屋を選ぶ強大な理由となったみそ汁も忘れちゃいけない。つぅ、とひと口。あ~、しみるぅ…。この、具が入ってるんだか入ってないんだか、絶妙な素朴さがいいよね。松屋には具だくさんの「豚汁」(単品210円)もあるけど、にんじんやれんこんなど固形物が多いから、二日酔いにはマッチしない。ゆえに二日酔いの日こそ、松屋のうすしょっぱいみそ汁が最高なんだ。うめぇ…おかわりできんかな…(この日はガマンした)
ちなみに、二日酔いで身体がウマしょっぱいものを求めるのには理由がある。二日酔いの原因物質・アセトアルデヒドの分解に役立つのが、旨味成分のアミノ酸であること。アルコールの利尿作用で塩分(および水分)が排出され、体内で塩分が不足していることが挙げられる。
一方で、カレーが辛くてしょっぱいから、水分補給も進む、進む(笑)。二日酔いの苦しみはイヤだけど、その体調だからこそハマる食べ物があるっていいよね。みなさんもぜひ、二日酔いに松屋のカレー(withみそ汁)を試してみて。マジでしみるから。
【自宅で食べたい方はこちら】
価格:4380円 |
価格:2980円 |
【こちらの記事もどうぞ】
映画「オッペンハイマー」おもしろかった?(手短にね)初見の人へ、2回見た私が伝えたいこと【ほぼネタバレなし】
「貸切風呂のレベルが違う」予約11か月待ちの宿「仙仁温泉」で大興奮!
「本音をいえば、毎日行きたい」学芸大学で断然オススメ。居酒屋「さいとう屋」はなぜ最高なのか?
独身中年「ブレジャー」で秋の京都を楽しむ。【河原町 飲み歩き編】
「人生イチ」のカクテルに出会った!「食べログ4.1」京都・河原町のバー「ロッキングチェア」へ