「あ、そうそう。ワイン飲んでるんだっけ? なんか届いたから持ってって」。そんな感じで赤白2本の箱入りワインをもらった。箱には「御祝 早稲田大学総長 田中愛治」。ラベルには「早稲田の誇り。」…スゲー名前だな。ラベルの絵柄も学帽って…。
このクセが強いワインをくれたのは、オレの会社の新社長。何でも、社長になったら勝手に会社に届いたらしい。「寄付してね」という手紙とともに。早稲田って偉くなった卒業生に地道に営業してるんだな~。というか、そんなのもらっていいのかな? と思ったけど、勝手に送ってきたのだから、まあいいか。
少し想像してみる。これ、実際にもらったらどんな気持ちがするのかな? ちょっとうれしいけど、持ち上げられてこっ恥ずかしいし、持って帰るの面倒だし、寄付かぁ…と思うし、なかなか複雑な心境をもたらすはずだ。
ちなみに、オレも卒業生のはしくれだけど、もちろん、こんなの来たことがない。オレに来るとしたら、ラベルは「早稲田の名折れ。」とか、リアルに言えば「早稲田のちょっと下のほう(笑)。」とか? …くっ、腹立つ!
ワイン自体はそんなに高くなさそう。コルクじゃなくてスクリューキャップだし、ブドウの品種も「国産ぶどう」としか書いてない。ん?よく見たら原材料名に「輸入ワイン」とあるぞ。輸入ワインに自社のワインをちょっと足しただけなのか? 製造は山梨県大月市の笹一酒造。ワイン専業ではなく、本業は日本酒らしい。
とにもかくにも、総長名義の箱とラベルのインパクトはスゲーというよりほかなく、速やかにお知らせしたいと思った次第。お味のほうは、追ってお知らせするかも。それでは、また。
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