「マジ腹パン」70分寿司食べ放題・都立大学「新田中」へ行ってきた!

グルメ

SNSで都立大学「すし処 新田中(しんたなか)」の存在を知りました。「税込4950円(※)で70分寿司食べ放題」が楽しめる東京・目黒区の寿司店で、職人が握る本格江戸前寿司がカウンターで頂けるとのこと。これは行きたい! 一方で、本当に食べ放題なん? 実は何かの制約があって、そんなに多くは頼めないんじゃないの? …という疑問もあり、実態を確かめたくて行ってきました。

※2023年12月から5280円(税込)に値上げ

新田中の外観。駅からは約500mで結構歩くイメージです

結論から言うと、食べた寿司の総数は、実に39貫。人生史上でもっとも多くの寿司を食べることになりました。最後のほうは「ホントもう食えない」「マジ腹パン」と思うほど。回転寿司でもこんなに食べたことはないだろうな。

新田中の注文システム

寿司の注文システムは、数人(今回は5人)に一人の職人がつき、一人ずつ順番に注文できるしくみ。一人が1回で注文できるのは、2種類・2貫(合計4貫)が基本となり、限定のネタなどは1貫で提供される場合もあります。

最初にデフォルトで提供されるのが中トロとづけまぐろです。以降は自分で食べたいものを注文可能。カウンターの上に設置されているレギュラーメニューの「おしながき」のほか、壁のホワイトボード「旬のおすすめ」に書かれたものから選んで注文できます。なお、生ウニ、煮穴子、活車海老は食べ放題だと一回のみ注文可能でおかわりは不可(※)。ということは、それ以外はおかわり可能ということですね。ちなみに、寿司は1貫ごとに煮切りしょうゆや塩などで味付けされているため、別途しょうゆの小皿は用意されていません。

※おかわりする場合は別途660円かかります

充実した「おしながき」。これだけでも十分です
食べ放題では、旬のネタが並ぶ「旬のおすすめ」(左)から選ぶこともできます。食べ放題とは別料金でおつまみもあります(右)

この日食べた全ネタを写真で振り返る

以下では、注文した品を写真とともに振り返っていきましょう。この日、筆者は、白身など淡白なネタから青魚、魚卵、穴子とだんだん味の濃いものへと注文していきました。印象としては、白身や青魚はほぼ外れがなく、おいしかったです。

中トロ(左)とづけまぐろ(右)。中トロは脂は少なめでさっぱりした印象
ほうぼう(左)といか3貫(右)。ほうぼうは必食のウマさ
石鯛(左)と生さば(右)。石鯛、おいしい。さばは酢でシメたほうが好きかも
ぼたん海老(左)とさんま(右)。安定のウマさ
クエ(左)と鯛(右)。クエは身のキメが粗くイマイチ。鯛は芽ネギを挟んで塩で頂く形。しっとりうま味を感じる身に柑橘の香りがプラスされ、おいしゅうございました
ほたて。個人的にはもう少し身が厚いほうが好みです

お寿司はどれもこれも職人の仕事が入ったしっかりした味わい。デカネタでごまかすこともなく、クオリティは良かったと思います。ただ、中年になり食が細くなった筆者は開始40分ですでに満腹。もっとおなかをへらしてくればよかった…と思いました。ここから先は、満腹感との闘いです。

車海老。活き造りはウマいと思っていないので、ゆで海老を頂きました。いまひとつの味でした
しまあじ(左)と小肌(右)。しまあじは脂の乗りが絶妙で、必食のウマさ。小肌はもう少し塩味がまろやかだといいかな
生ウニはコクやまろやかさが感じられず。ちなみに、このとき中トロのおかわりも注文
いくら(左)と白子(右)。いくらはプチプチするばかりでうま味がなく、残念。白子はとろける必食の味
シメの煮穴子。塩を振ったもの(左)とツメを塗ったもの(右)が提供されました。おそらく炙ってあるのでしょう。焼き目がついてとても香ばしく、身もしっとりしていておいしかったですが、この時点で満腹の向こう側に行っていました。最初のほうで食べたほうがいいかも
最後にみそ汁と熱いお茶、スイカが出て食べ放題は終了です

ドリンクは有名な地酒がひと通り揃う

なお、日本酒は菊正宗の燗酒が600円、地酒の冷酒が1合で1000~1350円(すべて税抜)。出羽桜、〆張鶴、日高見、田酒、黒龍、司牡丹、酔鯨、七田など、有名な銘柄がひと通り揃っていました。この日は司牡丹を頼んでいる客が多かったです。

日本酒も飲みたかったけど、あまり酔いたくなかったので筆者は瓶ビール2本(1本あたり650円・税抜)にとどめました。日本酒は1合ではなく、半合のグラスがあったら頼みやすかったかも。

ドリンクのおしながき。生ビール(中)650円、ハイボール600円、焼酎レモンサワー450円など

初めて行く人は「オートリザーブ」というシステムで予約

さてこの「新田中」、難点があるとすれば、財布やスマホを置くのも一苦労なほどカウンターが狭いこと。接客に関しては、オペレーションに特化している印象で、客との交流は重視していないイメージ。ホールの方も基本的に真顔で愛想は皆無ですが、うまく回してくれてこのコスパならまったく問題なし。

あとは予約方法にひとクセあって、初めて予約する方は「オートリザーブ」というシステムを使う必要があります。オートリザーブではカード情報を登録する必要があり、予約手数料が一人当たり380円かかるのと、無断キャンセルした場合はこれに加えて4950円がかかります。予約可能な時間は、定休日の水曜日を除いて1日6回。ランチは11:30と13:00で、ディナーは17:30、19:00、20:30、22:00となります。

オートリザーブでは毎月1日の朝10時から翌月の予約を受け付けており、土日からすごいスピードで予約が埋まっていき、すぐに満席になるイメージ。ただ、たまにキャンセルが出てオートリザーブで空きが出ているときがあるので、フラッと行きたい人は要チェックです。

手数料と最大キャンセル料をチェックするオートリザーブの画面。キャンセルせずにお店に行った場合は、予約手数料380円の支払いがなされ、キャンセル料は発生しません

まとめ

お会計は寿司70分食べ放題コース4950円+瓶ビール2本1430円+お通し330円で6710円(税込)。総じて、値段を気にせず本格的なお寿司をおなかいっぱい食べたいときには、ぴったりのお店だと思いました。量としてはもう本当に大・大・大満足です。筆者はあと一回注文できる機会もありましたが、「もう無理」と思って注文を断ったくらい。カレイやサーモン、白海老や卵焼きなど、食べたいネタはまだまだあるし、アワビや牡蠣といった貝類や野菜などのネタも試してみたい。次は体調を整えて、存分におなかを減らして食べに行きたいと思います。

【総評】

味:4/5

コスパ:5/5

オペレーション:4/5

おもてなし:3/5

楽しさ:4/5

席の快適度:2/5

おしゃれ感:3/5

満足度 Aマイナス

コスパ最強。とにかく腹いっぱいお寿司が食べられます。体調を整えて行きましょう。白身や青魚は外れなし。

※当日のオーダーに対する個人の感想です

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