筆者はワインの初心者。ほぼ前世ともいえるほどの昔(学生時代です)、イヤな思い出があってずっと飲むことを避けていました。ところが最近、レストランで飲む機会があって、…あれ、もしかしたらワインってウマいんじゃない? と思うようになりました。そんな折、近所におしゃれなワインバーがオープン。どんな感じかな…? と一人で行ってきました。
- ワインバーで悔しい思い。ワインを得意分野にしようと思い立つ
- アカデミー・デュ・ヴァンの概要
- 無料体験会で試飲したワインの価格に驚く
- 初心者用の総合コースに通うことを決断。支払いはもちろん分割で
- 講義は前半1時間が座学、後半1時間がテイスティング
- Step-Ⅰのカリキュラム
- 良かったこと①知識が格段に増えて、違いがわかるようになる
- 良かったこと②ちょっといいワインが飲める
- 良かったこと③出会いがある!
- 良かったこと④リーデルのワイングラスがもらえる!
- 注意すべきこと①毎週通うのは意外にツラい
- 注意すべきこと②出費が増える
- 注意すべきこと③講師やクラスメイトが合わないとツラい
- まとめ:ワインが好き、ワインを知りたい方には良い選択
ワインバーで悔しい思い。ワインを得意分野にしようと思い立つ
かわいらしい女性店主が切り盛りするそのバーで、ワインを飲んではみたものの、…わからん! そして、隣では一人の男性がワインについてめっちゃ語っている!
うーん、何だろう。ちょっと悔しい……あ、それなら、ワインを勉強して得意分野にしちゃえばいいんじゃない? 筆者、きき酒師の資格を持っていて素養はあるはずだし! そしたらかわいい店主(※)にも一目置かれるし!独身中年を楽しむためにも、ワインの勉強にチャレンジしてみよう!
※のちに店主と隣で語っていた男性が夫婦と判明
そして、一生ものの知識を得るためなら、腰を据えて学んだほうがいい。そうだ、ワインスクール行こう! というわけで、家から通えるワインスクールを検索。名前からして権威のありそうな「アカデミー・デュ・ヴァン」の青山校にターゲットを絞りました。
アカデミー・デュ・ヴァンの概要
アカデミー・デュ・ヴァンとは、イギリス出身のワイン評論家スティーヴン・スパリュア氏が創設したワインスクール。1972年、パリで発祥し、1987年、日本初の本格的ワインスクールとして青山校を開校。現在、国内では東京の青山・銀座、大阪の梅田、名古屋の栄で4校が運営されています。学期ごとに開講される講座数は150以上、受講生数は年間のべ1万6,000名、累計卒業生は8万名とのこと。
講座は主に「趣味の講座」と「資格の講座」があり、どちらもリアル講座に加えオンライン講座が用意されています。このほか単発の特別セミナーや生産者セミナー、レストランでペアリングを楽しむレストランコースなどがあり、ワイナリー訪問などのイベントも随時開催。ワイン以外では、チーズコースや日本酒コースといった講座も用意しています。
なお、創設者のスティーヴン・スパリュア氏は有名な「パリスの審判」の立役者。「パリスの審判」(1976年)とは、フランスの有名ワインとカリフォルニアワインをブラインドでテイスティングし、優劣を判定したイベントのこと。カリフォルニアワインが勝利をおさめたことで、その実力を広く世に知らしめました。
とはいえ、いきなり通ってみてまったく性に合わなかったら困るので、まずは無料体験会(所要時間約70分)に参加することにしました。体験会の申し込みはウェブサイトのフォームにアクセスし、名前、メールアドレス、電話番号を記入して希望の会場、日時を指定して送信するだけでOKです(※)。
※初心者向け総合コースは1・4・10月の開講となっている関係で、次の開講まで時間があく時期は無料体験会が開催されない場合もあるようです
無料体験会で試飲したワインの価格に驚く
さて、体験会当日。さりげないおしゃれをして、日曜日の午後、青山校に到着。受付を済ませて教室へ。たしか、教室は全部で7つくらいあったかと。すでにいくつかの教室では講義(授業)が行われていて、廊下から生徒さんたちが真剣に聴講している様子が見てとれます。おお、ワインの殿堂って感じですね!
体験会はやや小さめの教室で行われました。筆者のほかに、生徒は5名程度でしょうか。なお、教室の大きさは生徒の人数によって変わりますが、基本的に前方の壁の全面がホワイトボード兼スクリーンとなっていて、その前に講師のデスクがあり、そこから生徒用の2人掛けデスクが3列ズラリと並ぶ構成。デスクもイスもシンプルながら安っぽくないのがいいですね。ただ、青山校は地下で側面に窓がないので、少し圧迫感はあるかなぁ……。
体験会がスタート。担当の女性講師はハキハキとしたしゃべりでわかりやすく、言葉の端々からワインに対する知識の深さがうかがえます。ワインとは何か、といった基本的な講義を聞いたのち、ワインのテイスティングに移行しました。驚いたのは、テイスティングしたワインが高価だったこと。試飲したのは3種類だったのですが、どれも販売価格は1本5,000~1万円くらいだったかと(銘柄や価格は前方の壁にプロジェクターで投影)。そして、試飲してみるとやっぱりウマい! これ、飲食店で飲もうとしたらバカ高いんだろうなぁ。
【参考動画:アカデミー・デュ・ヴァンの無料体験に行ってきました!】
初心者用の総合コースに通うことを決断。支払いはもちろん分割で
無料体験会の当日に申し込むと登録料5,500円が無料になることもあって、筆者は決断。「ワイン総合コース(Step-Ⅰ)」(税込169,400円 )に申し込みました。こちらは週1回の通学で、全20回。約半年の長丁場です。
自分がメインで通う講座は、木曜日19時~21時でA先生、水曜日14時半~16時半でB先生といった具合に、曜日・時間・講師(先生)がセットで決まっているクラスのなかから一つを選ぶことができます。正直、どの講師の講座がベストなのか、まったくわかりません。筆者の場合は通えるのが土日に限られていて、土曜は空けておきたいな、という理由と、無料体験の講師に不満がなかったので、同じ講師が担当する日曜日の16時~18時のクラスを選択しました。
ちなみに、筆者は貯蓄がほぼないので、一括払いは不可能。聞けば、分割払いは提携ローン(ジャックス)と契約すればOKとのこと。受講料が33,000円以上の講座は分割可能だそうです。メールに審査の連絡が来て手続きを行い、筆者は10回払いを選択。1月あたり約18,000円の支払いになりました。ただ、いま思えばクレジットカードでの支払いも可能なので、カードの分割払いのほうが手間が省けてよかったかも。
ちなみに、Step-Ⅰ修了後にさらに学びたい人のためにStep-Ⅱ(全16回税込183,700円)やStep-Ⅲ(全10回税込181,500円)も用意されています。初心者向け講座は全4回のライトなコース(税込37,400円)もあるようですね。
ワインエキスパートやソムリエの資格を目指す方のための講座もあるそう。Step-Ⅰに通ってみて、興味がわいたらワインエキスパートも視野に入れようかな、などと夢がふくらみます。
講義は前半1時間が座学、後半1時間がテイスティング
いよいよ初回の講義の日を迎え、さりげないおしゃれをして教室へ。おお、けっこう生徒がいますね。15人くらいは居るでしょうか。男女比は5:5くらいで年齢層はバラバラ。男性は30~40代がメインで、50代とおぼしき方が1名。20代の方は居なかったかと。女性のほうがやや年齢層が低い印象で、おそらく独身の20代が4名ほど。あとは既婚と見られる30~50代の方でした。ただ、選択する曜日と時間帯によって、生徒の構成は大きく変わるのでしょうね。また、講義はほかの曜日と振替ができるため、日によってメンバーは変わります。
席は空いているところに座ればOK。自分が使うグラスを準備して、いよいよ講義に臨みます。アカデミー・デュ・ヴァンの講義は、「経験によって獲得された知識の蓄積」を重視しているとのこと。最初の1時間が座学で後半1時間がテイスティングという構成です。頭と舌、両者を関連づけて学べるということですね。
座学は、基本的に支給される教科書に沿って進みます。学ぶ内容はワインの種類とその歴史・造り方のほか、ブドウ栽培の知識、ブドウ品種の特徴、料理との相性、ラベルの読み方、世界の主要産地など。極めてバラエティに富んでいて、覚える量も多いです。しかも、これらが全部テイスティングと結び付いてくるわけですから、ワインって本当に「教養」なのだな、と気づかされました。正直、筆者レベルだと全てを覚えるのは不可能。ですが、キーとなるポイントを覚えただけでも、ワインの見え方がまるで違ってきます。思わず、おお~と声が出そうな「目からウロコ」の瞬間も多かったですね。
続いて、テイスティングへ。先入観によって判断が左右されないよう、ブラインド・テイスティングが基本(ボトルは黒い袋に入っています)。特徴やニュアンスを効果的に学ぶため、複数のワインを比較試飲するのも特徴です。
ここでは、テイスティングするワインの特徴をあらかじめ知らされて、どれがどれかを当てる、という形式が多かったです。生徒2~3人のチームでディスカッションを行い、チームで答えを出すことも。これが結構なプレッシャーなので、テイスティングも真剣になります。テイスティングの答え合わせをしたところで、講義は終了。終了後、ディスカッションをしたメンバーと和やかに談笑する方も多かったです。
Step-Ⅰのカリキュラム
Step-Ⅰのカリキュラムは以下の通り。大きく分けて、ワインの基本(1~3)→ワインの種類とその歴史・製法(4~10)→コラム的なトピック(11~13)→ワインの産地(14~20)という流れになります。ワインと名の付くものはほぼ網羅できる内容ですね。なかでも13の「ワインと料理/チーズの相性」が異色で、実際に4種類のチーズとワインを合わせるのが面白いです。
1 ワインとの出会い ~悦びの扉を開く~
2 ワインの三大要素 ~品種・テロワール・発酵~
3 すべてはブドウ畑から始まる ~栽培の基本~
4 白ワインを知る ~ピュアな味わいの秘密~
5 赤ワインを知る ~玄妙・複雑な風味はどこから?~
6 偉大なワインを知る ~テロワールと人が織りなす芸術品~
7 ロゼワインを知る ~世界で大ブレイク中の第3のスタイル~
8 甘口ワインを知る ~驚嘆すべき自然の奇蹟~
9 酒精強化ワインを知る ~どこまでも奥深い大人の世界~
10 スパークリング・ワインを知る ~優雅で華やかな祝祭の酒~
11 グラスとデキャンタの魔法
12 世界のワイン市場 ~流通経路/価格形成/スタイル~
13 ワインと料理/チーズの相性 ~華やかに彩られた人間の英知~
14 フランスの銘醸地をめぐる ~ワイン王国の懐の深さ~
15 ドイツの銘醸地をめぐる ~寒冷地ならではの個性的なスタイル~
16 イタリアの銘醸地をめぐる ~陽気さの中に秘められた高貴さ~
17 スペインの銘醸地をめぐる ~広大な畑で生まれる新しい風~
18 アメリカ合衆国、オーストラリア ~ヨーロッパから遠く離れて~
19 ブルゴーニュ ~神に約束された土地~
20 ボルドー ~壮麗な城館が生む偉大なワイン~
では、以下でStep-Ⅰに実際に通ってわかったことを見ていきましょう。
良かったこと①知識が格段に増えて、違いがわかるようになる
最初は赤ワインと白ワインくらいしか違いがわかりませんでしたが、いまではだいたいぶどう品種も当てられます。樽熟成したワイン、特殊な製法を使ったワインも飲んで見分けがつくようになりました。ワインバーに行っても、「お、アルザスらしいねぇ」「樽がきいてるね~」とかなんとか、通ぶって語ることができるのです。違いがわかるから、「果実味と酸味のバランスが絶妙」とか、「もう少しタンニンが強かったらな…」とか、自分の言葉でワインを表現できるのもたまりません。自分の成長が感じられて、ゾクゾクしちゃうんです。
さらに、ワインの違いがわかるようになるとどうなるか?
・ワインを飲むのが楽しくなって、さらに経験値が上がる
・行きたいお店が増える、飲食店の幅が広がる
・レストランで堂々と振舞える
・おいしいワインが一人で選べる、おみやげで喜ばれるワインが選べる
こんな感じで、派生するさまざまなベネフィットがありました。特に、行ける飲食店の幅が広がったのは大きかったです。いままでは和食系か居酒屋がメインで、ワインがある店は避けてきましたが、いまでは本格フレンチやビストロ、スペインバルやワインバーなどにも行けるようになり、一気に行動範囲が広がりました。それによって新たな発見や出会いもありましたし、まさに、視界が開けて世界が2倍になった気分です。
良かったこと②ちょっといいワインが飲める
テイスティングでは、たまに高級ワインが出ることがあります。スパークリングワインを学ぶ回では、(泡だけに)バブリーなイメージで知られるドン・ペリニヨン2013(750ml32,450円)を、ブルゴーニュ地方を学ぶ回では、グラン・クリュ(特級畑)のエシェゾー2019(750ml42,900円)を飲むことができました。ちなみに、どれがエシェゾーか?(一番高いのはどれか?)を当てるテイスティングでは見事に失敗。
なお、アカデミー・デュ・ヴァンがテイスティングで高価なワインを提供できるのは、おそらく同校がワインの卸売業者でもあるから。アカデミー・デュ・ヴァン青山校では受付に隣接して売り場がありますし、ウェブサイトではオンラインショップも運営しています。ゆえに、売値ではなく卸値(原価)でワインを用意できるため、利益を確保しながら良質なワインが提供できる、と推測します。通う立場としては、高価なワインでテイスティングできるのはうれしい限り。アカデミー・デュ・ヴァンとしても在庫リスクが減るので、まさにwin-winというやつですね。
良かったこと③出会いがある!
筆者のクラスでは、2ヶ月に1回くらいの頻度で、レストランでワインを持ち寄って味わうクラス会がありました。クラス会では、男女を問わず幅広い年齢層の方と知り合うことができます。好きなモノが同じ人の集まりですから、仲良くなりやすいことも間違いありません。講義のあとに何人かで食事をすることもありましたし、講義がない日に待ち合わせて飲みにいくこともありました。
ちなみに、筆者が曜日の違う別の講義にいくつか出席してみたところ、いずれも20~30代の独身とおぼしき女性が一定数参加していましたし、男性は裕福な方が何人か参加している印象でした(筆者のクラスでは経営者と公認会計士がいました)。ワインを勉強しつつ、異性との出会いを求める方にもオススメといえるでしょう。
良かったこと④リーデルのワイングラスがもらえる!
アカデミー・デュ・ヴァンは、265年以上の歴史を誇るワイングラスの老舗・リーデル社と提携。テイスティングで使うグラスはすべてリーデル社製です。そんな背景もあって、Step-Ⅰの「11 グラスとデキャンタの魔法」では、リーデル社のワイングラスが3脚ももらえるんです。Amazonで同様の製品の相場を調べてみると、1脚あたり3,000~4,000円となかなかの価格。リーデルとしては、アカデミー・デュ・ヴァンの生徒が顧客になる可能性はバカ高いですから、ここで名を売ってソンはなし、ということですね。生徒としてもラッキーですし、ここでもwin-winの関係が成り立っています。
では、続いて注意すべきこと、気になったこと、良くなかったこと、大変だったこと、リスクになりうることなどを以下でお伝えします。
注意すべきこと①毎週通うのは意外にツラい
講義の前半の座学は、結構な「お勉強」の時間です。テイスティングでは「外すと恥ずかしい…」というプレッシャーがあるので、楽しいばかりではありません。また、1週間に一度という通学の頻度も、だんだんとせわしなく感じるようになります。ああ、今日もまた講義か。休みたいな…と思う日がたまには出てくるかも。
そんなときは、振替制度を利用しましょう。アカデミー・デュ・ヴァンでは、複数曜日に同じ講座を開講しており、登録クラス以外の曜日の授業にも出席が可能。振替の操作は簡単で、1分もあればウェブサイトで手続きできます。同じ週だと都合がつかないんだよね…という方は、かなり遠くへふっ飛ばされますが、半年先の授業への振替も可能です。
講座の振替はサイトにログインすれば手続きが可能です
あとは、最初から「ゆっくり」コースを選択するのもアリ。こちらは1シーズンに1クラス程度と限られたクラスなのですが、その名の通り、月に2回程度のゆっくりしたペースで受講できます。週1回のペースで通う自信のない方にはオススメ。
対策:振替制度を利用。「ゆっくり」コースを利用するのもアリ
注意すべきこと②出費が増える
授業料の支払いのほか、クラス会に参加したり、講義後に食事に行ったりすることも多いので、出費が増えます。ワインに興味が出てくると家でもワインを飲むようになるため、その購入費用もバカになりません。とはいえ、楽しみとの引き換えなので、これはもう致し方なし。一生の財産を得るためにも、仕方ないと腹をくくりましょう。
対策:この時期は仕方ないと腹をくくる
注意すべきこと③講師やクラスメイトが合わないとツラい
講師がどんな方なのか、教え方はうまいのか…これは参加してみないとわかりません。無料体験の担当講師のクラスを選ぶのが無難ですが、曜日の都合でそれもできないとなると、プロフィールくらいしか情報がなく、ある程度は「賭け」になってしまいます。通ってみたけどなんか合わないなぁ……という方は、登録クラス以外の曜日の授業にも出席できる、振替制度を積極的に利用しましょう。事情が変わり、登録クラスの曜日で通うのが難しくなった場合も同様です。
ちなみに、講師はいいけど、ほかの生徒との関係が合わないなぁ…というリスクもあります。そんなときは、迷わず振替制度を利用してメインのクラスを替えてください。登録クラスに通い続けるのはマストではないし、振替制度の利用は当然の権利です。実際、思うところがあって筆者もそうしました。講師が替わると講義がわからなくならないかな…? との危惧はありましたが、参加してみると、テイスティングでチーム分けがなかった、といった少しの違いがあるだけで、特に不都合はありませんでした。筆者は合計5名の講師のクラスを受講しましたが、講師それぞれに個性があり、それはそれで面白かったです。
対策:講座の振替制度を積極的に利用しよう
まとめ:ワインが好き、ワインを知りたい方には良い選択
と、いろいろと懸念点を並べてきましたが、どれも新しいことを始めるにあたっては当たり前のリスク。当然ですが、半年も学んでいると、こうしたリスクをはるかに超えるリターンがあります。ワインがより楽しくなり、世界が広がって、新しい出会いもありました。今後は、レストランでも物おじしないでしょうし、人にワインを教えることだってできます。ワインの名醸地巡りなど、旅行する楽しみも増えるでしょう。よく、「魚を与えるより、釣り方を教えろ」と言いますが、アカデミー・デュ・ヴァンでは、今後一生使える「魚の釣り方」を教わった気がします。振り返ってみて、高い授業料を払っても通って良かったな、と思いました。
一点だけ付記するとしたら、たいしてワインに興味がないのに出会いだけを求めている方、座っているだけで学べると思っている方、お金の無駄使いになるのでやめたほうがいいです(実はけっこうな無断欠席者がいるので)。
ただし、根底にワインが好き、ワインを知りたい! という強い気持ちがあれば、どんな方であれ、アカデミー・デュ・ヴァンはよい選択になります。該当する方はぜひ、前向きに検討してみてください。それではみなさん、ボン・ヴォヤージュ。無限に広がるワインの世界へ、よい旅を。
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